漢方の診療

脈候

(7) 遅(ち)緩慢で徐々にくる拍動。原則的に虚候。しかし陽実の場合に、この脈を現すことがある。このときは「実」にして「遅」である。

(8) 洪(こう)幅が広く、あふれるような感じの脈。熱性が甚だしい徴候とする。しかし「洪大」で力がないものが、ときにある。これは虚候であり、多くの場合、悪い徴候である。

(9) 大「だい」容積、形体がともに大きな脈。多くは「洪」に伴う。

(10) 小(しょう)容積、形体ともに小さな脈。「細」「小」と相称する場合が多い。

(11)細(さい)糸線に触れるような脈。小脈よりは更に小で、微脈よりはやや力がある脈状。陰証で裏寒の徴候とする。

(12)微(び)細であって力がなく、ようやく触れるような脈状。虚証の徴候とする。「傷寒論」では微脈を少陰の時期の脈としている。しかし、ときに微にして沈、微浮を実効とする場合がある。この場合は脈の力があるにもかかわらず、深く伏して触れにくい脈であって、内に病邪が結実する徴候である。


追記 脈の性状の記載は西洋医学よりも精細にして、興味深いと思われます。漢方医学3000年の歴史を感じます。

当院では漢方治療を導入しております。
2014/10/07(Tue) 23:23:56 | 医院からのお知らせ

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院長
神戸市垂水区の佐々木内科医院では「あなたの腎臓を守りたい。地域のホームドクターへ」をモットーに腎臓専門医として地域のみな様の健康を守りたいと考えています。

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